COBOO HISTORY 2002 - 2022

●カスタムペイントとアート

ペイントショップをスタートさせてから、現在まで、ほんとうにさまざまな仕事をさせてもらった。 一般のお客さんから全国のハーレーディーラー(一番遠方で沖縄様。いつもありがとうございます。) そして、有名カスタムショップさんの数々からいろんなメーカーモデル、量産車両外装、車から壁画まで。 中でも数少ない車ペイントでは、Liberty Walkの”LB WORKS”の初期のランボルギーニやGT-Rのオーバーフェンダーの車両などは、 今も自慢のお仕事です。

そして、国をまたぎ、アメリカ、オーストラリア、韓国、タイランド、時にペイントした車両がヨーロッパのショーに展示されたりと、 時代と共に楽しく仕事をしてこれたのは本当に幸運だったとおもっていますね。
COBOOのペイントを多くの人に見てもらうため、” COBOO WEB事業部” を作ったり、 世界中の人に映像でCOBOOを知ってもらう時代だ!とおもって、TV局時代の経験を活かした”COBOO 映像制作事業部”を作ったり。 カスタムペイントを軸にクリエイトカンパニーとしてもひた走ってきた。

 

特にペイントと映像制作を多く依頼してくれたLiberty Walk( https://libertywalk.co.jp )のKato社長の世界進出のさまざまな場面 (日本国内、アメリカ、東南アジア、ヨーロッパ)に一緒に同行できたことは、僕にとって大きすぎる経験となって今に至ります。
その経験、影響から得た僕らのこれからの目標は、今後のCOBOOで実現できるようにさらに走り続けるつもり。 これまで、職業としてきたカスタムペイントは、当然ながらクライアントの要望やイメージをできるだけ美しくクールなものに 仕上げることが必要であり、1人1人、1台1台の依頼を200%の一品で納期通りにお渡しすることが、COBOOとしての 絶対スタンスでやってきた。

しかしそこに、僕の中で、僕の想いやセオリーや複雑に交わるこころの表現のようなものをペイントしたいという欲が、 10年ほど前から芽生え出したんだ。 商業的に責任をもってクリエイションを行う、お客さんに向けたオーダーメイドサービスが、カスタムペイントであるなら、 その芽生えた気持ちのものは、アートであると感じ始めたんだ。 多分、このアートへの感情は、いろんな国に行くことのできた経験から、自分とは何者なのか?を求め始めるようになったんだと思う。

 

 

カスタムペイントでも、いつか本場で認められるCOBOOになりたいという事と、僕自身のペインターとしての個性、スタイル みたいなものを同時に考えると、僕のオリジナルが必要になってきたんだ。 その頃から、要望を最高にクールなペイントで応えるカスタムペイントに加え、僕とはなんだ?僕のペイントとはなんだ? というものをいつも考えてたよ。それが、”ZENSUI NARITA”になった。( naricob.com) この僕のオリジナルなテイストを見つけ、2011年名古屋、2013年ニューヨーク、2017年東京と少しずつ

”ZENSUI NARITA”というアートを育ててる最中でもあるんだよね。

このアートの部分に関しては、オーダーを受けて応えることはしず、僕の中の僕と戦ってペイントしてるって感じかもしれない。

どちらも僕なんだけど、ようやくCOBOOとZENSUI NARITAをうまく説明できるようになってきた気がするんだよね。 (10年位かかってますが。。笑)
こうして、僕らは、日本のカスタムペイントブランドとして、そして、ZENSUI NARITAというアーティストとしてこの先の 10年を生きていこうとしてる。 僕らを受け入れてくれたり、要望をくれたり、付き合ってくれる人がいるなら、とことんCOBOOで世界に行ってみたいと ワクワクしてるんだ。

2人でCOBOOを作った頃と変わりなく。